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HALF TIME 5周年記念 #2
HALF TIMEが「グローバル」で戦う理由と、これからのアジア戦略
2019年にサービスをローンチし、今年、記念すべき5周年を迎えたHALF TIME。会社のバリュー(価値観)のひとつにも「Go Global」がある通り、常にグローバルを基準にしてきました。その意味や今後の戦略について、代表の磯田裕介をはじめとする幹部の3人に、バックオフィスを担当する田尻渚が聞きました。
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磯田 裕介(写真右端):HALF TIME株式会社 代表取締役 CEO。新卒でインテリジェンス(現パーソルキャリア)入社後、シンガポールとベトナムに赴任。その後シンガポールでスポーツ領域に特化したヘッドハンティングファームSports Recruitment International(現Elevate Talent)に入社し日本事業を立ち上げ。帰国後、2017年にHALF TIME創業。
山中 雄介(写真左から2人目):HALF TIME株式会社CCO(Chief Communications Officer)。プラップジャパン、Ogilvy PR、インターブランドなど日系・外資系のPR会社及びブランディング会社でキャリアを積み、2019年HALF TIME参画。英ブライトン大学修士号取得(International Event Management)。
熊谷 童夢(写真左端):HALF TIME株式会社COO。保険業界とPR業界でキャリアを積んだ後、2019年にHALF TIME参画。2022年からベトナム・ホーチミンに拠点を移し、今夏からタイ・バンコク在住。
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HALF TIMEが心掛けるのは「グローバル基準」のビジネス
HALF TIME株式会社 代表取締役 磯田裕介(左)
――「グローバル」がテーマということで、まず、みなさんが最初に「海外」を意識したのはいつ頃ですか?
磯田:自分は高校時代、サッカーの大阪府選抜でイングランド遠征に行ったのが最初です。格上の外国人選手を相手にしたとき、「世界で勝ちたい」と思うようになりました。サッカーは大学で終えましたが、グローバルに活躍するビジネスパーソンになりたいと考え会社をつくりました。
だから、当然にグローバルで戦わないとダメだと思っています。世界のスポーツ界のトップオブトップともビジネスができる能力を身につけるべきで、彼らを支援できるような存在になるということです。今でも、「よくマンチェスター・シティーやブンデスリーガ、NBAと取引できるね」と言われますが、それを当たり前にしないといけないんです。
山中:僕は磯田さんと違って、学生の頃は特に海外志向は全然なくて。ただ社会人になると外資系のクライアントの人たちはみんな英語ができて、海外大卒も珍しくない。仕事をする上で次のレベルに行くには、やっぱり英語は重要だと思ったのが、社会人留学でイギリスに行くことに決めたきっかけのひとつです。
HALF TIMEでは海外の企業と商談をすることも多い。それを普通にできることが、確かにHALF TIMEのユニークな点なのかもしれません。
熊谷:私も山中さんと同じく、社会人になってからですかね。大学で岩手から東京に出てきたんですが、その理由は、野球を通じて文化も性格も違ういろんな人に出会いたいと思ったから。どんどん自分の世界観が広がっていくのが楽しくて、「東京の次は海外だな」と思っていました。
新卒のタイミングで、「30歳までに海外を拠点にする」という目標を立てていたら、たまたま磯田さんと縁があり、HALF TIMEがグローバルにビジネスをしていきたいと話を聞きました。これから日本企業はもっと世界に出ていくことになります。それをHALF TIMEで、自分が当事者としてできるのは面白いですね。
異国の地、ベトナム・ホーチミンで感じたこと
左から)代表 磯田とCOO熊谷童夢
――熊谷さんは今夏までベトナムを拠点にされていました。磯田さんも昔、赴任されていましたよね。実際に住んでみて感じたことはありますか?
熊谷:単純にスポーツが好きな人が多くて、日本よりも日常のストリートでバスケやサッカーをやっている光景をよく見ますね。ビジネスにおいて、現地の人は「外国人も相手にどんどん稼ぎたい」という気持ちが強く、英語ができる・できないに関わらず英語を話すことに抵抗がない。喋れないのに「喋れる」、できないのに「できる」と言って、どんどん行くというマインドはすごいです(笑)。
ベトナムに限らず東南アジアには2年の間いろいろ行きましたけど、このマインドは日本人にはない。こういう点も含めて、やはり東南アジアはもっと伸びるんだろうなと感じました。これからはバンコクを拠点にして、また新しい気づきを得たいと思っています。
磯田:ただ、新興国のビジネスパーソンに限れば、大きな野心を持って働くというよりも生活のために極力高い給与の企業で効率的に仕事をしようという人も散見しましたね。「野心」や「ビジョン」のために働くという点からすると、自身の考えとは大きな違いを感じました。
熊谷:日本人からすると、そうかもしれませんね。逆に言えば、そうした点が日本人の強みなのかもしれません。ヒューマンスキルが圧倒的に高いのも、やはり日本のビジネスパーソンの特徴だと感じました。
次の5年、アジアから世界をリードする会社へ
ドイツ・ブンデスリーガのアジアオフィス代表とシンガポールにて
――HALF TIMEのグローバルビジネス、次はどういった方向性なのでしょうか。
磯田:アジアですね。採用サービスでいうとアジア圏のビジネスパーソンをアジアのスポーツ系企業とマッチングしていく。PR・ブランディングサービスでいえば、スポーツビジネスの情報を英語で発信していく、そしてアジアでビジネスを拡大させたい企業を、スポーツを活用して支援しいく。それが次のステップですかね。
熊谷:もっと言えば、欧米をはじめとした世界中の企業がアジアでビジネスをする時に、最初の窓口がHALF TIMEになるような、「アジアといえばHALF TIMEだよね」という存在になりたいですね。そうすることで、「アジアを、世界をリードするスポーツマーケットに」というミッション(目標)を達成することに近づくと思うので。
山中:やはり実際は欧米や日本という先進国が、アジアを「次の市場」として狙っている。スポーツ産業も然りだと思います。大きな消費市場といえます。そのブリッジとして、欧米、日本、アジアをつないでいきたいですね。その辺りが、次の5年から10年というところでしょうか。
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(インタビュー後記)
話を聞いているとすごくワクワクしてきますね。3名は経営の傍ら、営業としても日々お客さまと接しているので、肌感覚も含めてたくさんの「可能性」を感じているようにも思いました。なかなかこうした話は普段出ませんが、今回聞けて良かったなと感じました。
さて、連載の最後となる次の記事では、社員が海外にいてもOK!というHALF TIMEの柔軟な「働き方」について詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
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