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HALF TIME 5周年記念 #1
HALF TIMEが乗り越えてきた「困難」、そして今後見据える「新しい景色」とは
2019年にサービスをローンチし、今年、記念すべき5周年を迎えたHALF TIME。スポーツビジネスにおける採用とPR・ブランディングという領域で様々な挑戦を行ってきた一方、乗り越えてきた苦境も多くありました。5年という節目に、代表の磯田裕介をはじめとする幹部の3人に、バックオフィスを担当する田尻渚が聞きました。
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磯田 裕介(写真右端):HALF TIME株式会社 代表取締役 CEO。新卒から人材業界でキャリアを積み、2017年HALF TIME創業。2019年よりスポーツビジネス領域に特化した採用及びPR・ブランディングサービスを展開。採用サービスの事業責任者を務める。
熊谷 童夢(写真左端):HALF TIME株式会社COO。保険業界とPR業界でキャリアを積んだ後、2019年にHALF TIME参画。主に営業・ビジネス開発を担当し、PR・ブランディングサービスの事業責任者も勤めている。
山中 雄介(写真左から2人目):HALF TIME株式会社CCO(Chief Communications Officer)。広報PR・ブランディング等のエージェンシーで勤めたのち2019年にHALF TIME参画。主に自社メディア・カンファレンスの運営とクライアントサービスを担当している。
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挑戦し、厳しい時期を乗り越えてきた5年間
HALF TIME株式会社 COO 熊谷童夢(左)
――サービスローンチからの5年間を振り返ると、いかがですか?
熊谷:今振り返ると早かったですね。サービス立ち上げ時から様々なチャレンジしてきたことで、色々と見えてきた5年だったように感じます。世界的に知られている企業やスポーツ団体との取引も増えてきて、HALF TIMEとしての信頼感を積み重ねることで、取引が複利的に膨らんでいくんだなとわかりました。
山中:チャレンジして辞めたプロジェクトやサービスもありますけど、継続してきたことも勿論ある。5年積み上がると大きな財産になりますね。メディアやカンファレンスなんかは、始めるより継続することのほうが大変です。この5年間、信じてやり続けてきてよかったですね。
磯田:独自のポジショニングを築いてきたかもしれませんね。最初の5年は「立ち上げ」という意味で大変な時期だったと思うんですが、次の5年はまた違う景色が見られると思うんです。
正直、キャッシュがショートしそうになり資金調達を行ったこともありましたけど、みんなで食らいついて何とかしましたよね。その時に、「もっと(財務状況も含めた)情報を共有した方がいい」とか有意義な会話もできるようになったので、「怪我の功名」だったのかもしれません。当事者意識もより芽生えたと思います。
――山中さんと熊谷さんは、転職してから5年ということにもなりましたね。
山中:磯田さんとは最初、(転職)候補者として案件の連絡をもらってから、一時期は別の会社で同僚として働いたりと縁があります。HALF TIMEには最初、副業として声をかけてもらって携わり始めました。それが2018年の冬くらいですね。
当時はまだ「HALF TIME」という名前もない頃でしたけど、新しいサービスを、僕の興味があるスポーツ業界向けに展開していくということで転職を決めました。それからは刺激的な5年間で(笑)、学びもあるし面白いし、あっという間でしたね。裁量をもって働けているし、他のみんなも自立しているので良かったのかもしれません。
熊谷:「最初から5年はいよう」とかそういう風には全く思ってなくて、むしろ、プロ野球選手じゃないけど、毎年1年契約のつもりでやっています(笑)。ただ、野球を通して「辛い時には絶対にやめたくない、辛い時こそ頑張んなきゃいけない」というのを学んできたので、サービス立ち上げから苦しい時期はたくさんありましたけど、それを糧に頑張ることができましたね。これからは次のフェーズということで、楽しみですね。
磯田:さすが、甲子園球児(笑)
資金調達、単年黒字化…会社の成長と共に
HALF TIME株式会社 代表取締役 磯田裕介
――5年間で「思い出に残っていること」は何ですか?
磯田:やっぱり、前期(2024年8月期)に単年黒字を達成できたのは最近で一番嬉しかった。会社が成長している証ですし、明るい未来を感じられる気がしましたね。
熊谷:資金調達も含め、磯田さんにとっては大変な時期も多かったですよね。寝れない時とかありませんでした?
磯田:あと2ヶ月でキャッシュアウトしそうだという時は、さすがに寝れなかったですね。でもそれは、自分が会社のオーナーだし社長だから責任を感じるところでした。結果的には資金調達でしのぐことになりましたが、心持ちはタフになりましたし、知識も得られましたね。
山中:これまでを振り返ると、経営自体の方向性も大きく変わってきたように感じます。心境の変化なんかも、ありました?
磯田:ローンチ当初は5年以内の上場を目指していたり、シンガポールに子会社を作りたいという話もありました。ただ、思うような成果が出せず、結構苦しんだなという感覚がありますね。
一方で、スタートアップのエグジットも上場(IPO)だけでなく、売却(M&A)という選択肢も広がるなど、市場感も変わってきました。何よりここにいるみんなやその家族が幸せであることや、仕事に対してやりがいや誇りを持つことの方が大事なのかなと思ってきて、視野が広がったように感じます。
熊谷:目標の「軸」が変わったということですかね。
磯田:本当に達成したいビジョンに近づけるのか?というのが、より大事かもしれないですね。「アジア進出」もひとつですし、引き続き転職支援としてスポーツ業界に入りたいという人をこれからもサポートしていくのもひとつです。
HALF TIMEは「スポーツを通して生きがいのあふれる社会を実現する」をパーパス(存在意義)として持ち、ミッション(目標)を「アジアを、世界をリードするスポーツマーケットに」として置いています。きちんと、価値提供をしていきたいと思います。
次の5年で「新しい景色」を見られるように
HALF TIME株式会社 CCO 山中雄介(右)
――次の5年の目標は何でしょうか。
磯田:自分は2段階に分けていて、向こう4年はまず現在の領域で、企業価値をみんなで高めていく。その後、勝負の舞台をアジアに広げたいですね。どうやって日本だけに捉われずにアジア全体に、自分たちのPRサービスと採用サービスで貢献していくか、やっていきたいですね。
熊谷:強く同意しますね。日本で圧倒的なブランドを確立させて、アジアに向けて広げていきたい。スポーツは世界の共通言語で、どの国にも存在するし、言語が異なってもルールが同じだから、スポーツを通じてコミュニケーションが取れる。それをビジネスとして捉えてやっていけるのは、HALF TIMEの強みであり面白いところですね。
山中:確かに、アジアという地理的な広がりもあれば、新しいサービスの幅が広がるかもしれません。次の5年では、もう一段違う「新しい景色」を見たいですね。
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(インタビュー後記)
会社が大きな目標に向かっていく中で、一個人としても成長、スキルアップをしていく必要性をひしひしと感じます。私はバックオフィスでなかなかお客さんと向き合うことは多くないですが、これからも少しづつ吸収して、スポーツビジネスを理解していけるように頑張りたいと思いました。
次稿では、今回の話の途中にも出てきた「海外」「グローバル」を掘り下げて、話を聞いています。ぜひ、ご覧ください!
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